アジアで外こもりするのに最適な都市とその方法を考える

皆さんは外こもりという言葉をご存知でしょうか?
海外で働かずにまったりと暮らすことを、引きこもりならぬ「外こもり」と呼んでいます。

いわゆる「沈没」を目的として海外に長期滞在する人のことを言います。

目的や理由は様々で、日本社会からドロップアウトしてしまい行き場をなくして海外に出る人もいれば、中高年でアーリーリタイヤをして、貯蓄を使いながら生活する人や、ホーキングホリデイで海外に出てそのまま残る人などいます。

最近だとネットで収入を得ながら海外で生活する人も増えましたね。

さて、そんな外こもりですが、

  • 外こもりの過去事例
  • 外こもりする際の注意点
  • 外こもりに最適な都市と方法

について詳しくご紹介していきたいと思います。

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外こもり定番の場所だった昔のカオサン

カオサン通り

かつて、アジアで外こもりと言えば、バンコクの「カオサン」が定番でした。
タイに行くバックパッカーがまず目指す場所といえばカオサンでした。
しかし、今となってはバックパッカーの聖地とは言えなくなってきています。

当時は、本当に世界中から多種多様な人がカオサンに集まっていたのです。
もちろん、今でも多くの人がカオサンに集まってきていますが、その内容が全く異なります。

今から10年前は、一人旅をしている人がバックパックを背負って、激安(一泊300円くらい)のドミトリーに泊まり、旅の情報交換したり、仲間と出会ったり、旅行代理店も密集していたので、旅の拠点として最適だったのが。

ドラクエで例えて言うと「ルイーダの酒場」のような場所だったのです。

しかし、今は地元の若者が集まるようなオシャレスポットができていたり、大量の中国人で溢れ返っていたり。。。
単なる観光名所になってきている感は拭えないです。

パッタイ

宿泊代も食事代も激安だったので、何もしなければ一ヶ月3万円で暮らすことも可能でした。
あの頃の物価差であれば、十分に外こもり生活も可能だったであろうと思われます。
もちろん今でもまだ安いので5~6万もあれば可能ではあると思いますが。

ではなぜ、カオサンはバックパッカーの聖地ではなくなってしまったのか?

理由としては、物価の高騰もありますし、何より情報はネットでゲットできてしまう時代なので、わざわざ情報収集しにいく必要がないというのも一因でしょう。また場所的に鉄道もないし、夜遊びスポットも遠いというのもネックのひとつと言えると思います。
そもそもアジアでバックパッカーやる日本人が減っているというのもありますね。

結局、スクンビットエリアに宿泊した方が、何かと便利なので、スクンビットのゲストハウスに集まりつつあるようです。

とはいえ、スクンビットよりもカオサンの方が物価が安いので安宿はたくさんあります。

カオサンについては以下を参考にどうぞ。

伝説の外こもりすと「福ちゃん」

2007年頃のことだ。その当時、福ちゃんという外こもりすとがカオサンに居た。
実は私は少しだけ話したことがある。当時はカオサンの裏路地にある旅行代理店で働いていたようで、シェムリアップ行きのバスについて相談にしに行ったのだ。

素性は全く知らなかったけど、カオサンのゲストハウス界隈では有名人でした。

彼を取材したテレビの動画がありますのでどうぞ。

どうやら現在はスクンビットで屋台ラーメン屋をやっているようですね。元気そうで安心しました。

色々な過去やいきさつがあったようですが、彼も日本での居場所がなく、海外に出てきた口のようです。

外こもりをするにあたり知っておきたいこと

誰でも(?)一度くらいは南の国でのんびり暮らしてみたいなぁと考えたことはあると思う。
仕事を辞めて、何かも捨てて南の国へ・・・

しかし、当たり前だが、そこには色々なものが待ち受けている。

まずサラリーマンであれば、仕事を辞めなければそこまでの長期間海外暮らしをすることはまずできない。
しかし、日本社会の場合、一度大幅にレールから外れたら元に戻るのは困難。というかまず不可能である。

徐々に変わりつつあるとはいえ、人材の流動性が低いからだ。
本当の優良企業は辞める人が少ないうえに、人気があるため、いくらでも若い人が集まってくる。
そんなわけで、30、40代の転職でそうした優良企業に入るのはかなり難しいのが現実である。

もちろん、外こもりの期間や本人のスキル、人脈などにも寄るので一概には言えないが。
ちなみに私は転職のタイミングで一ヶ月ほど東南アジアを放浪した経験がある。その程度の期間であれば全く問題ないだろうが、1年とかになると説明するのも大変になってくる。

そうした事も頭に入れつつ、チャレンジするべきだと思う。

単純に海外に行って遊ぶだけではなく、ワーキングホリデーの制度を利用するのも一つの手だ。
30歳未満であれば、その資格がある。再就職する際にも説明はしやすいだろう。

20代の若者、フリーターや派遣社員であれば、一度外れても元に戻るのは比較的容易である。
そういった意味では、いわゆる底辺層の方が、外こもりはチャレンジしやすい。

もともと、そんなに守るものがないのであれば、むしろ海外就職など考えた方が道が開けることもあるだろう。

また、健康保険なども使えないため、病気になった際に予想外にお金がかかる場合もある。
自動付帯の海外保険付きクレジットカードなどを発行しておくといざという時に安心だ。

外こもりに最適な都市と方法

かつては外こもりに最適だったバンコクですが、物価も上昇しており、既に激安とは言えないレベルになってきています。

では、今、外こもりに最適な場所はどこなのでしょう?

どのくらいの期間、滞在したいかによりますが、
候補として挙げられるのは「バンコク」「パタヤ」「プノンペン」「シェムリアップ」「ホーチミン」あたりになるでしょうか。

しかしタイはビザなしの場合の滞在日数が30日までとなっており、出入国をしたとしても、1年間で90日間ルールというのもあり、ビザなしでずっと滞在するのはかなり困難です。

カンボジアもビザ無しでの滞在は30日間までとなっています。
ベトナムはビザ無しでの滞在は15日間までとなっています。

タイは昨今、いわゆるビザランをするのが年々難しくなっています。
一昔前であれば、バンコクに30日滞在し、カンボジアに出国、すぐにバンコクに戻ってまた30日。を延々と繰り返すことができました。
しかし、今はそれができません。

ベトナムもビザ無しでの30日以内の再入国が認められていません。

よって、1年くらいずっと東南アジアに滞在していたい。となると、タイ⇔カンボジア⇔ベトナムを行ったり来たりするのが、お安く済むプランとなる。

カンボジアには「マルチプル・ビザ」という30日に一回出国の必要があるが、最長3年使えるビザがある。
まずはこれを取得する。

タイは年に2回までの陸路でのビザランが認められているので、年をまたぐことでリセットされるので、翌年まで計算に入れると以下のようになる。(便宜上、一ヶ月を30日でカウント)

モデルプランとしては、

7月1日 カンボジア入国
8月1日 タイ(1回目)
9月1日 カンボジア
10月1日 ベトナム
10月15日 カンボジア
11月15日 タイ(2回目)
12月15日 カンボジア
1月15日 ベトナム
2月1日 カンボジア
3月1日 タイ(1回目)
4月1日 カンボジア
5月1日 タイ(2回目)
6月1日 カンボジア
7月1日 ベトナム
7月15日 カンボジア

このようになる。
これで1年間はカンボジア⇔タイ⇔ベトナムを行ったり来たりできる。タイ、ベトナムを1日だけで切り上げる場合は、もっと期間が短くなる。

タイは空路からの入国であれば、今のところ制限はないので、一度ベトナムに出てからタイに飛んで、またカンボジアに入るというルートも考えれば、特に制限なくエンドレスで続けることも可能。

残念ながらカンボジアにはタイのゴーゴーバーのようなド派手な歓楽街はないが、シェムリアップやプノンペンであれば、それなりに夜遊びできるところもある。

アジアで外こもりまとめ

若いうちであれば、まだ十分にリカバリーできる時間もあるので、一度くらいは海外に長期滞在をしてみてもよいと個人的には思う。
海外に出たついでに英語力を磨いたりすれば、外資系企業などであれば再就職のニーズはある。

外資系専門の転職サイトなどもあるので、予めどういった求人が出ているのかチェックしておくのもいいかもしれない。
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国内の超優良な有名企業などであれば、再就職はかなり厳しいと考えた方が無難かもしれない。
そういった意味でも良く考えてから行動した方がいいだろう。

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ABOUTこの記事をかいた人

アジアの熱気に魅せられてから、かれこれ10年ほど各地を旅する。大企業に勤めながら副業で最高月売上300万円達成。移住も視野に入れつつ、旅行系ビジネスなどで独立を模索中の42歳。 YouTube始めました!