タイで大麻がついに合法化!でも吸引は禁止だから注意!

2022年6月9日からタイ大麻が合法化されました。しかし、娯楽目的の使用は依然として厳罰に処す。ということらしいですが、さて実態はどうなっているのでしょうか?

今回は、タイの大麻合法化について、現地情報を交えて詳しくご紹介していきたいと思います。

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タイで大麻合法化とは?

大麻の合法化とはどういうことなのか。
大麻とヘンプ(THC0.2%未満)が「第5種麻薬」から除外され、大麻の全部位がいわゆる麻薬では無くなりました。アジアで唯一の大麻合法化した国となります。

  • 違法薬物リストから大麻を除外
  • 大麻の消費、所持が許可
  • 大麻草100万本を国民に配布
  • 医療目的の大麻家庭栽培が許可
  • 過去の関連犯罪者の4千人が釈放

建前からいくと、栽培や所持するのはOK、医療用や食用もOKだが、娯楽目的でマリファナとして吸引するのはNG。ということのようです。
今のところ年齢制限の決まりもないようで、法律上は未成年でも購入はできてしまうようです。

大麻は北米では既に合法化の波が来ておりまして、2021年には3兆円を超える一大産業となっています。
3兆円というと、だいたい日本のアルコール市場と同じくらいなので、その規模の大きさが分かるかと思います。

恐らく、北米の動きをみて問題なしと考え、今回の方針転換になったと思われます。
今後はタイで大麻産業が盛んになることで、景気高揚や観光業へのテコ入れなどをしていく。ということのようですね。

そもそもマリファナてヤバいんじゃないの?タイは頭おかしいの?と思った方はこちらの記事も参照ください。
少し価値観が変わるかもしれません。

ラガービア委員会の報告によると「少なくとも、お酒、たばこ、コーヒーと比較して、大麻の長期的使用は永続的な有害効果は認められない。」ということだそうです。

現地タイでの大麻の実態

今までは大麻は完全に違法だったので、街中で吸っている人を見かけたことはありませんでした。
もしかしたら、屋内でこっそり吸っていた人はいたかもしれないですが。

正直、ちょっと前まではかなり厳格にNGで厳罰だったので、今回の合法化は意外でした。

しかし、正式に合法化してから様変わりしています。


政府主導で大麻の株を配布しているそうです。さすが、やることが違いますね。

1株200バーツということは、だいたい800円くらいでしょうか。非常に安いですね。


大麻の移動販売も出現しているということです。


コンビニでも大麻飲料が売られ始めており、かなり人気です。カンナビスウォーターという大麻入りの水のようですね。


建前上は、吸引はNGということですが、実態としては街中で吸われています。警察の目の前で吸っていてもお咎めなしのようですね。

コロナ禍が落ち着いてきて、徐々に海外旅行客も戻ってきている状況ですが、おおっぴらに大麻解禁となると、興味本位で使用する旅行客が増えそうですね。ますますハッピーな国になりそうな予感です。

日本では逆に大麻使用罪を施行?

では日本だとどうなのか?解禁どころか、逆に大麻使用罪という新たな罰則を設けようとしています。
世界の流れからは逆行していますね。

なぜ、こうなってしまうのか?というと、日本人の真面目さということもあるかと思いますが、そもそも大麻やマリファナがどういうものなのかを知らないからではないでしょうか。

普通に日本で生活している人は、禁止されているので、ほぼマリファナと接する機会はないかと思います。
中にはどこかから入手して、友達の間で流通しているというケースもあるようですが、少なくとも私の周りではそんなことはなかったです。

そして、どこかから入手するということは、イコール暴力団にお金が流れている。ということになります。

要は、「大麻=危ない=暴力団に金が流れている=悪」というイメージが完全に固定概念としてあり、禁止することに対して反対を言う人がマイノリティになっているということですね。

現実として、反社組織の資金源になっているのは事実なので間違いではないのですが、そもそも違法だから反社が手を出しているということで、何とも言えない悪循環です。
また、マリファナが麻薬の入り口ともされていますが、売っている人が同じなので、これも当然ですよね。

例えば、タバコを完全に違法にした場合、同様に暴力団の資金源となり、麻薬の入り口になる。と思いませんか?

では、タバコとマリファナの差は一体何か?と言えば、違法であるかそうでないか。の違いです。

マリファナを合法化すれば、わざわざ高い金を出して反社から買うこともなくなります。もともと雑草のようにそこら中で生えていたものですから、栽培も難しくないからです。
売れないとなれば反社も収入減少になるし、今まで地下マーケットであったものに明確に課税できるので税収もアップします。

大麻よりもタバコや酒の方が体への害は大きいという研究結果も出ているのに、24時間コンビニで酒もタバコも買える日本に対して、滑稽な目で見ている外国人も少なからずいるのではないでしょうか。

とは言え、違法なものは違法なので、くれぐれも日本国内で使用することは止めましょうね。

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ABOUTこの記事をかいた人

アジアの熱気に魅せられてから、かれこれ10年ほど各地を旅する。大企業に勤めながら副業で最高月売上300万円達成。移住も視野に入れつつ、旅行系ビジネスなどで独立を模索中の42歳。 YouTube始めました!