北朝鮮と韓国で地元の犬料理を味比べしてみた結果・・・

犬料理

今回は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)大韓民国(韓国)のそれぞれで犬の肉を食べた話を書いていきたいと思います。

それぞれの国での犬料理の違いや、どこで食べられるのか、料金相場などご紹介していきます。
※北朝鮮は正式国名は朝鮮民主主義人民共和国と言いますが、便宜上、日本人にわかりやすいように北朝鮮と以下記載させていただきます。

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北朝鮮で犬肉を食べた経緯

2019年コロナ前ですが、北朝鮮に正月のカウントダウンツアーに参加するために行きました。

カウントダウンツアーに参加する前に乗馬をしていたのですが、ガイドがしつこく「犬の肉を食べに行きましょう」といってくるので食べに行くことにしました。

犬の肉を食べるのは、一人分3,000円と言われましたので、正直、ガイド三人と私を含めて四人分のお金1万円を払わなければならないのと、なんだか犬を食べるのはどうも気が進まないので食べたくないなあと思っていました。

北朝鮮にはアサリのガソリン焼きというのがあるのですが、そちらだと合計3,000円ぐらいなので「そっちにしましょうよ」と何度も言い張るのですが、ガイドはもう2時間も乗馬に付き合ったんだから、「もう犬食べましょうよ」と結構しつこく言ってくるのです。

乗馬の時間を2時間も取ってくれたので、お礼のつもりでもガイドに貢献するつもりで犬の肉を食べることにしました。

まあ、ここだけの話、ガイドに対して、北朝鮮の話をするときに、下ネタやら政治やら、様々なタブーの話にちょっとどころかかなり触れてみたので、今からでも犬の肉でも食べてガイドに稼がせて恩を売っておかなきゃ、秘密警察が来たりとか、なんだかやばいことになったら大変だななどと思っていたのもあります。

乗馬をしていた時に、ガイドが二階に上がって休憩していた時に、「ひょっとして、乗馬が終わった瞬間に秘密警察でも来るんじゃないか??」みたいにビビっていたのもあります。
実際に、そのようなやばい展開にはなりませんでしたが。

カウントダウンツアー前に犬肉を食べて体を温めることを勧められる

ガイドが夜からカウントダウンツアーに行かなければならないので、「体が冷えるから犬肉を食べておきましょうよ」というのも、私が犬の肉を食べようと思った理由です。海外で体調崩してしまっては仕方ないからですね。
でもやっぱりなんか気持ち悪い気分はしてました。

やはり外国人で犬の肉を食べるのは抵抗があると思います。

私は海外でいろいろな肉を食べることが多くて、カエルの肉を食べたり、日本でもアフリカ料理店でラクダの肉ワニの肉を食べてみたり、色々な肉を食べてみたのですが、犬は食べたことがなかったのです。

正直、ワニの肉は味は鶏肉みたいな感じなのですが、どうしてもイメージというかなんだかそういうのでちょっと気が進まないというか、食べたくないと思ってしまう感じもありました。
ペットでもないのでワニの肉ならまだいいですが、犬の肉には抵抗がありました。

さて、私は平壌の羊角島ホテルという所に宿泊していました。
特に大きな理由はないのですが、プールを使いたいので羊角島ホテルに泊まることにしたのです。
乗馬を終えて、ホテルに戻ることにしました。

犬の肉を食べる前に、乗馬で疲れた体をほぐしておこうと思いまして、少しプールで泳ぐことにしました。
その後、ロビーで待ち合わせしているガイドと合流しました。

「さあ行きましょうか」と言って、ガイドが奥まった部屋のようなところに連れて行きます。そこにレストランがあるようです。雰囲気は若干、日本料理店舗ような雰囲気でした。
現代の日本料理店と言うよりは、なんだか昔の日本の戦前のような雰囲気もしました。

なんだか昔のお殿様が女性を呼んで、お酌でもしてもらうような雰囲気です。
女性もどちらかというと古風な格好をしておりました。

日本の伝統的な寿司屋にも似てるような雰囲気です。さて早速その伝統的な古い服装をしたような女性が、平壌の焼酎など持ってきてくれます。ガイドと乾杯することにしました。その後、女性が犬の肉を持ってきてくれます。犬といってもドボーンと大きい犬の頭を持ってきたりするわけではなく、鍋の中に別に持ってきたお皿の上にある犬の肉を入れて食べるような感じです。
案外、量がそこまで多くなくてびっくりしました。

そして他の二人のガイドはどうしたのかと聞くと他の二人のガイドは日本語ができないので、二人だけで食事をしているようです。
日本語ができるガイドと二人だけで食事することになりました。

酔っ払ってきたので、ガイドと二人で奥さんとの関係や男女関係の事も話したりしてみました。
北朝鮮の場合は、ご飯もあまり精米してないというか、健康に良さそうなお米でした。玄米ほどではないですがあまり精米してないので栄養がたっぷりあるような感じです。

ご飯はおかわり自由でしたのでご飯をどんどんもらいながら犬の肉を食べました。犬肉自体は牛肉のような味で美味しかったです。
どちらかというと細切れの肉みたいな感じでした。
日本で言う牛筋みたいな感じですかね。

残りの二人のガイドは、犬肉はほとんど食べずに残して、こちらの部屋に持ってきました。
「あ、もったいないなあ」と思いましたが、きっかけを食べるのもどうかと思うのと、結構お腹いっぱいになるまで食べたのでまあいいかなと思っていました。

その後、犬の肉で温まったので、正月のカウントダウンツアーに参加することにしました。
まあそこまでめちゃくちゃ体が温まったという感じはしませんでしたが、ある意味ガイドの宣伝なのかもしれませんね。

韓国での初めての犬肉

さて話は韓国に移ります。

韓国の方でも犬肉を食べるようです。
ただ韓国の場合は表立って犬肉を食べるようなのが良くないというような風潮が出てきたので、入り組んだような場所に犬肉を食べれるところがあるようです。

栄養肉だとか昔ながらの肉とかいうぼかしたような表現にしているようです。
国際的な批判を避けるために、表通りには犬肉のレストランが消えているとも聞いたことがあります。

고모네집영양탕(コモネチブ ヨンスタン)

고모네집영양탕(コモネチブ ヨンスタン)고모네집영양탕(コモネチブ ヨンスタン)と言う店に行きました。
※고모は、母方の叔母
つまり、訳すると「母方の叔母の家 栄養湯」が最初に行った犬レストランの名前らしいですね。

店名 고모네집영양탕
住所 서울 성동구 독서당로46길 36-1
電話番号 02-2282-0328
WEBサイト https://02.the114.net/phone/0222820328

1店舗目は、表通り自体も70年代の韓国のようでした。路上でおばちゃんが座り込んで物を売ってる感じでした。そこから入って奥まったところに犬肉レストランあるのです。

最初の食堂は私とガイドしかお客がいなくて、静かな雰囲気でした。ただテレビの音は結構流れていたので、賑やかでした。
レストラン自体は昔の雰囲気の韓国って感じがしましたね。

犬の肉自体は結構分厚い肉で鍋の中に入れて食べるタイプでした。
それに調味料をつけてこうやって食べるという風にガイドが教えてくれました。
北朝鮮で食べた犬肉よりも分厚いような感じでした。

味はどちらかというと日本の焼き肉に近いような感じです。
カルビとか言った方がいいですかね。まあ、そこまで柔らかくはないですけれども。

옛날 보신탕(イェナル ポシンタン) 昔の補身湯

옛날 보신탕(イェナル ポシンタン)
店名 옛날 보신탕(イェナル ポシンタン)
住所 서울특별시 종로구 종로40가길 22
電話番号 02-2266-2612
WEBサイト https://www.mangoplate.com/en/restaurants/CP7uhxlvHU

※옛날は、昔の意味らしいです。
つまり昔の補身湯

二店舗目の店は、裏通りの下町のようなところにありました。
中に入るとびっくりしました。なんと70年代そのままのようなおっさんたちばっかりだったのです。70年代80年代の韓国といえばどっちかというと今のK-POPとかいう文化よりも演歌とかおっさん文化の方が栄えてましたからね。

若者は全くいません。というかちょっとしたら50代ぐらいのおじさんたちなのに、見た目はもう70年代の古い作業着を着たおじさんたちばかりです。若者は犬肉を食べないと聞きましたが、たぶんそうなのかもしれません。

早速ガイドの人が韓国語で頼んでくれます。まず小皿のようなものがちょこちょこ出てきました。
そしてチゲのようなグラグラたぎったような鍋が出てきます。さらに野菜の上に肉を乗せた鉄板のようなものがあります。蓋をして蒸して食べるようなタイプです。

辛い香辛料をつけて食べるような感じです。ガイドが辛過ぎて新しく皿を頼んで香辛料も少なめに頼みましたが、私は辛くても平気なので素のまんまで食べました。

 

韓国の犬料理美味しかったのが肉を蒸した方の食べ物です。生姜や香辛料をべっとりつけて食べると、何とも言えない生姜の味とスパイシーな味が混ざってとっても美味しかったのです。
犬肉がこんなに美味しいとは思いませんでした。
ただ肉の分厚さは分厚い感じでしたし、どちらかというと牛肉と豚の中間みたいな味かもしれませんね。

トイレなどもひょっとしたら汲み取り式なのかもしれません。水を自分でバケツから杓子のようなもので流すタイプだったのにびっくりしました。
下水道も完備されていないのかもしれません。こういったところが趣があって私は好きですけどね。

トイレに行った時に、じいさんというかおじさんみたいな人がおばあさんと連れ立って歩いていましたが、周りに流れているK-POPを馬鹿にしたような感じの口調で歌っていたのが、びっくりしました。

今やK-POPは世界的に人気かどうかわかりませんが、なんだか批判してはいけないような対象みたいになっちゃってるから、少し古いおじさんたちが若者の歌を歌う姿をバカにするような感じで、茶化していったのが印象的でした。まさに70年代に戻ってな感覚です。

ただガイドの人が私を北朝鮮に行ったことがあると、店の店員のおばさんに紹介しましたが、驚いて笑っている感じでした。ガチガチの70年代というわけでもなく、現代化された部分も含んだ70年代なのかもしれませんね。

犬料理 まとめ

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の犬肉と大韓民国(韓国)のどちらがいいのか?と言われますと私としては、小さな肉がたくさんあって北朝鮮の肉のほうは食べやすかったです。

ただ韓国の二軒目の店舗で生姜などを巻いて食べるタイプの犬肉の蒸したものは、生姜の味が効いててそれはとっても美味しかったし、今考えるとそれぞれ特徴があると言ってもよいでしょう。

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