釜山から博多へのフェリー「クイーンビートル号」が快適だった

クイーンビートル号外観

(引用:クイーンビートル公式サイト

今回は釜山から博多に向かって、クイーンビートル(フェリー)に乗ることにしました。

本当は博多からもクイーンビートルで行ってみたかったのですが、博多駅前まで移動しないといけないのと、なんだかフェリーは遅れたら怖いなとか、もしもフェリーが出航できなかったら嫌だなあと思って、往路は飛行機にしました。

3月の中旬ぐらいまでフェリーに亀裂がみつかったということで修理してる時期があったからです。また、そういうことがあると嫌だなあと思いまして、往路は飛行機にしました。ただ実際に乗ってみると今度からはフェリーで行った方が良いんだろうなと思いました。
その理由を説明していきたいと思います。

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クイーンビートル号とは?

クイーンビートル号
(引用:クイーンビートル公式サイト

クイーンビートル号」とはJR九州が運営するフェリー船です。福岡⇔釜山間3時間ほどで行き来できます。

釜山に行きたい場合、関東住まいの方だと飛行機一択だと思いますが、九州付近在住の方であればフェリーも十分に選択肢に入ってきますね。

ちなみに、下関⇔釜山間は別のフェリー会社になります。

クイーンビートル号の予約方法と乗り方

昔ある仕事で一緒だった先輩とフェリーに乗って釜山港から博多港に帰ることにしました。
5,000円ほど高いだけなのでビジネスクラスの席を取ることにしました。

実際に乗ってみて思ったのは、すごく人が少なくて百人ぐらい乗れるようなところに十人ぐらいしかお客さんがいないのでがらんとしていて本当に居心地が良かったです。

予約方法

クイーンビートルの予約

電話で予約するかネットで予約するかどっちにしようかと迷っていました。
電話で予約する場合は、電話でしか取り消すことができないのです。ただしキャンセル料が全くかかりません。出港後でもキャンセル料がかからないようでしたので、念のため早めに電話で予約を取っておきました。電話で予約を取る場合は割と料金が高くて、2万円以上したのを覚えています。しかしキャンセルが無料で当日払えばいいので、いわゆる座席がなくなった時の仮予約として押さえておくことにしました。

さて日にちも近づいてきたので、改めてネットで予約を取ることにしました。
一番安いノーマルクラスの座席が4,000円ぐらいでした。そのまま放っておいて夜になるとなんと6,000円に上がっていました。
またしばらくすると4,000円ぐらいに戻っていました。

カスタマーサービスに聞くと料金は前後してしまうことがあるそうです。
しばらくしてると一番安い座席が売り切れて、一般座席は6,000円と8,000円の座席しかなくなっていましたので、どうせなら5,000円プラスしてビジネスクラスの中で一番安い座席を取ることにしました。

それぞれの料金ですが、サーチャージなど諸々かかって、たとえ4,000円の座席を取ったとしても9,000円ぐらいになります。私のビジネスクラスの座席も1万3千円ぐらいしました。

それぞれ値段が違うのは、座席の質が違うとかいうことではなく、キャンセルしたときに戻ってくるお金が違うからです。高いクラスほど戻ってくるお金が高くなるのです。要は格安航空券などがキャンセルすると全額かかってしまうようなものと同じみたいに考えてもらうとよいでしょう。

当日タクシーで釜山港に向かいました

私たちは先輩と2人で釜山港に向かう時にタクシーで向かうことにしました。なぜならば別の記事でも書いたようにソウルから釜山に行く時にKTXで乗り遅れてしまったのです。KTXの場合はすぐ買い直せばよろしいんですが、なんと釜山港から博多港に向かう場合は2日前に予約しないといけないのです。

つまり2日間余計に滞在することになるかもしれないのです。私たちは東横インに宿をとっていましたので、歩いて10分位すれば港に行くと言われていましたが、心配なのでやはりタクシーで行くことにしました。一時間前には閉め切ってしまうので2時間前ぐらいに到着しました。

到着したフェリーが本当に国際フェリーなのかどうかちょっと怖くなってきたので、係の人に国際フェリーはどちらで乗るんですかって聞いたときに「え?」みたいな表情をされたので、ひょっとして国際便でなく国内便に来たのではと一瞬焦りましたが、指指して、二階に行ってくださいというように教えてくれたので安心しました。

国内便もちょっと離れたところにあるようですので、間違ってそっちに行ってしまったら恐ろしいですよね。
釜山にKTXで来た時にも感じたのですが、釜山港に着いた瞬間に潮の香りがしました。
釜山駅から釜山港まで10分くらいなのでまあ当然ですよね。

フェリーに乗るまで

さて早速二階に行くと列に並ぶことになりました。列には博多港に向かいたい日本人観光客、欧米人観光客、韓国人観光客がいました。割と日本人が多いような印象でした。列に並ぶ時に、係のおじさんがパスポートをチェックして行きました。パスポートをチェックしてもらってさっそく列に並びます。

並ぶ時間は20~30人ぐらいいましたので30分ぐらいだったと思います。

カウンターで受付をすると、2時までに乗り込んでくださいというようなことを言われました。
クイーンビートルの特等席サービス

特等席へはチケットのQRコードを読み取ってくださいという風に言われてチケットを渡されました。パスポートの間に挟んで渡されました。飛行機みたいな感じですね。

トイレを済ませて、フェリーへ向かう前に出国ゲートを通ります。金属チェックなどをされました。鼻毛カッターみたいなものや爪切りを入れてたので二度ウェストポーチを通されましたが無事に通り抜けました。
飛行機ほどガッチガッチの検査という感じでもなかったです。

先輩はお土産を買いに離れていきましたが、その間にフェリーを待つ列がどんどんどんどん人が少なくなっていきます。ギリギリの時間になって先輩が戻ってきました。

そして早速、チケットを係のお姉さんに見せて、フェリーに向かうことにしました。フェリーまでは歩いて5分ぐらいです。
海に浮かぶフェリーが見れました。晴れていたのでとてもすがすがしい感じでした。
フェリーは大きくて、格好良く、とても綺麗でした。

釜山港

フェリーはとても大きかったのでみんなパシャパシャと写真を撮ってました。
博多行きと言う矢印みたいなものがありましてそちらに向かっていくと、フェリーが間近に見えてきました。実際に全長は150から200mぐらいあるような感じに見えました。

動画を撮りながら歩いて進みましたが、さすがに落としたらまずいなと思ったので途中で動画を切ってウェストポーチの中にしまいました。

特等席へ乗り込むチケット

フェリーに乗り込むと、特等席の場合はチケットについてるQRコードをスキャンして入らなければなりません。席のチケットは最初の列で並んだときのカウンターで渡されたものです。
QRコードを撮影した写メで使えないかと思いましたが、本物の紙に印刷されたものでないと、自動扉が開かないようでした。

席に座ると船酔いのための薬を係のお姉さんから渡されましたが私は飲みませんでした。
まあ根性試しと言いますか、薬を飲まずにどれだけ耐えられるかみたいな感じで思っていましたが、ほとんど揺れもなく快適な旅でした。

クイーンビートルの特等席

一番前の座席を取りましたが、席もかなり広いのです。後ろの席にはがらんとしていて誰もいません。飛行機よりも広々と座れるので体的にも楽ですね。スリッパなども係りの人が配ってくれました。

クイーンビートルのお菓子

特等席の場合、量は限られますが、お菓子とジュースやアルコールが無料で付いてきます。
早速、先輩とビールで乾杯をしました。旅行についてきてもらったお礼に韓国のピリ辛の唐揚げを先輩におごりました。

アメリカ人の子供たちが横の座席に座っていました。
横の座席といっても1mぐらい離れてるので、隣とは言えないくらいの距離です。

アメリカ人の子供たちは箸を使いづらそうにしていたので、係のお姉さんがフォークをあげようかという風にいっていましたが、頑張って食べようとしていらないという感じで言ってました。私は箸の持ち方を英語とジェスチャーで教えました。

静かな感じでしたが欧米の人たちも割といて、英語が飛び交うような雰囲気でした。
座席はとても広く、一番前の方の席をとっていたので風景が丸見えでした。
出発するときに港が離れていくのが見えたりして感慨深かったです。

航行中も楽しい

対島


何時ぐらいから対島が見えるというアナウンスもありました。
日本のフェリーですので日本語でアナウンスがあるのは非常に良かったです。

途中で対島が見える時があったりしましたので、一番上のデッキに上がることにしました。
太陽が若干、沈みかけていて午後4時ぐらいだったと思いますが、対島が見えたので感動しました。

クイーンビートル甲板

波をかき分けて進むのがザーっという音がしたので若干怖かったのを覚えています。落ちたらやばいですよね。すごい大変だなあと思いました。
一階の方のデッキはタバコを吸う人たちがいて海をかき分ける勢いのそばでタバコを吸っていました。
やあよくこんなところでタバコを吸えるなと感心しました。

壱岐の島

しばらくすると、丸っこい島のようなものが見えてきましたので先輩に聞きました。
壱岐。と教えてくれました。
さっそくまた二階に上がって撮影することにしました。デッキに出るのは結構怖いですけどね。

数時間後、博多港に到着

夢のような快適な時間が過ぎてとうとう博多港に着きました。
「停泊するまでしばらくお待ちください」というようなことをアナウンスで言われて、なんだか降りるまでに微調整みたいなことしてるようでした。

飛行機の場合は早く降りられないかなみたいに思って、結構だるいと思いますが、フェリーの場合は逆にそこに住みたいぐらい非常に快適な空間でした。

3時間かけて船で海の上を観光できると考えた方が良いくらい、本当に楽しい時間でした。
特等席の人たちの方が先に降りれるのですが、じっくり待って、後から降りるようにしました。
降りるまではそんなに時間はかかりませんでした。

入国検査

降りた後に、入国検査がありまして、韓国で食堂でもらったひょうたんを半分に切ったパガジと言うものがありましたのでこれは何ですかっていう風に係に呼び止められてしまって「ひょうたんです。」と言うと「いくらで買いましたか?」って言われたので、「食堂で無料でもらえました。」っていうと爆笑していました。
そんなに面白かったんですかね。

食堂でじっとひょうたんを眺めていると持って帰っていいと言ってくれましたからね。利川(イチョン)というソウルから30分ぐらいで電車で行ける陶器で成り立っているの街の薪で調理している食堂でもらいました。

クイーンビートル号 まとめ

韓国自体の様々な思い出が楽しかったですし、最後に初めてのフェリーに乗ったことは、思い出となるでしょう。

クイーンビートルだけでなく、他にもフェリーはあるようです。他のフェリーもいつか乗ってみたいなと思いますが、速度的にはクイーンビートルが一番早いようです。約3時間で到着することができます。

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