釜山北東部にある東莱(トンネ)温泉エリアにある大型温泉スパ施設「虚心庁(ホシムチョン)」はホテル農心(ノンシム)というホテルに併設されている温泉施設です。
実は、東莱温泉は結構歴史のある温泉地で、三国時代の文献にも載っているということですから、軽く1000年以上前から存在している韓国内では有数の温泉地です。
今回は主にプール付きの温泉である大型温泉スパ施設「虚心庁(ホシムチョン)」を紹介します。
プール付きと言っても、子供用の小さな水遊びみたいなプールですので、日本で言う25mプールみたいなものではありません。
大人でも多少肩をほぐす程度なら大丈夫という感じです。
釜山の大型温泉スパ施設「虚心庁(ホシムチョン:허심청)」とは?
虚心庁とは、東莱エリアで随一の温泉施設です。
釜山中心部の西面からは電車で15分程度とアクセスも悪くないです。
温泉はもちろん、食堂やハンジュンマク、スポーツジムもあり、かなりの規模です。
温泉は露天風呂、洞窟湯、ヒノキ湯、青磁湯、漢方湯、黄土湯、海水湯、チムジルバン、ハンジュンマク、ミニプールなどなど、まさに温泉のテーマパーク。
お湯の質に関しては、日本の温泉地出身の方ですら高評価なので、温泉好きの方であれば、行ってみる価値はあると思います。
ホテルノンシムとは?
釜山にある特1級ホテル。韓国の中では非常に歴史のあるホテルで、1960年代に東莱観光ホテルという現代的な宿泊施設として営業を開始したのが始まりです。
ホテルに宿泊すると、ホシムチョンの利用券がもらえますので一石二鳥。
日本語を話せるスタッフも常駐しているので、言葉で困ることも少ないと思います。
山の中の田舎にあるわけではなく、周辺には飲食店などもあり不便ということもありません。
韓国の温泉宿に泊まってみたい方は、選択肢として検討してみても良いでしょう。
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釜山のプール付きの温泉!?虚心庁に行った体験談
この時は、ある業界のリーダーである先輩(軍団長と名付けておきましょう。)と一緒にソウルから釜山に新幹線で来ました。
軍団長は温泉が好きな人なので、釜山で温泉に行くことにしました。
私たちはソウルから来るのが若干遅くなったので夕方4時ぐらいになってしまっていたのです。
海雲台(ヘウンデ)という地域のプールは早めに閉まるということなのです。
私たちは東横イン釜山駅に泊まることにしていたので、受付の女性に聞いてみることにしました。
日本語もできて、若干丸顔で可愛らしい感じでした。
プールに泳ぎに来たからどうしても営業時間を聞いて欲しいですと言うと、若干最初は面倒くさそうにしてましたがきちんと聞いてくれました。
受付の女性が、韓国語を喋る時、なんとかコドンニョ。という語尾で電話で聞いてたのが、印象的で覚えています。
電話で聞いてもらうと、営業時間がヘウンデの方は早めに閉まるので、虚心庁は開いてるかもしれないけれども、虚心庁の方はプールで泳ぐというよりは子供用の小さいものですよと言われました。
ただどうしても私は肩凝りをとるためにプールで癒したいので、軍団長といっしょに向かうことにしました。
どうやら、温泉駅という場所にあるらしいのです。
韓国はネーミングの通りの駅が多くて、思わず笑ってしまいます。
利川(イチョン)にある陶磁器の街も、まさに陶磁器の街みたいな駅のネーミングでしたからね…
【신둔도예촌역 新屯陶芸村駅(シンドゥン トイェチョン駅)】なんてギャグみたいな駅がありましたからね。
釜山には、温泉駅か!?
釜山!お前もかー!
ブルータス!お前もか!
(ブルータスにクーデターぽく裏切られた時に最後にシーザーが言ったとされる言葉)
みたいなニュアンスでしたよ(笑)
オンチェンじゃなくオンチョン?!
さて!さっそく軍団長と温泉駅に向かうことになりました!
釜山駅から温泉駅に向かう途中では、乗り換えはほぼ無いのですが、温泉駅に向かうのに、どれに乗れば行くのに人に聞いてみました。
私「オンチェンヨクヘカゴシッポヨ。」
韓国人「??」
私「(地図を見せながら)オンチェン」
韓国人「オンチョン!」
「オンチョンじゃないの?現地の人の発音を良く聞いて学ばなきゃ…」と軍団長が帰りに言いましたが、私はラジオ講座で学んだ自負から改めませんでしたが、後から見たらやはり、軍団長が正解でしたね…
温泉駅(オンチョンヨク)到着!
さっそく、温泉駅につきました。
東横INNの人に言われたように、乗り換え無しで30分くらいで着きました。
日本の温泉街だと、どちらかというと寂れた雰囲気の場所が多いですが、ここは違います。
大阪の下町に温泉地があるような雰囲気です。
温泉駅を出て歩道橋を渡ると、ホームレスのようなオジサンが座って乞食をしてお金をせびってました。
「うーむ…やはり、資本主義国でアメリカ帝国主義の傀儡政権では貧富の格差が激しいな…」
などと、意味不明な事を共産圏マニアで北朝鮮マニアの私は呟きながら歩きました。
帰りにもホームレスのオジサンはいたから、いつもそこにいるのでしょう。
歩道橋を降りたら桜が咲いていましたから、風流好きな軍団長は写メを撮っていました。
さて…びっくりしたのは、逆の通りに出た時です。
そこには信じられない光景が!?(TBSのガチンコ風に)
ピンク!?ピンク?!ピンク!?
「なんだこりゃ!?」と思わず叫びそうになりました!
温泉街がピンク一色なのです!
恐らく、温泉と言うことで、リラックスしたサラリーマンのオヤジさんを相手に、そんな店も多いのでしょう。
農心ホテルと虚心庁の温泉は隣接?!
どちらに向かうかわからないので、そこら辺にいる韓国人のオバサンにどちらに虚心庁があるかを聞きました。
言われた方向に数分間歩くと、農心ホテルというのがありました。
農心ホテルと言うのは、割りと高級ホテルなようです。
高級ホテルと言っても、西洋風じゃなく、東洋の風水を考慮した作りになっているようか気がしました。
温泉に入るにはエレベーターで上がる必要があるようでしたから、上がりました。
途中でトレーニングジムみたいなものも見つけました。韓国で住むならこういうところに通うようになるのかなとちょっと思いました。
受付の女性が数名いて、ファミリー向けのスパみたいな雰囲気です。
お金を払って中に入るとロッカールームがありました。
あまり、日本と変わらない雰囲気です。
いざ温泉へ!
軍団長と温泉へ入りました。
日本と全く変わらない雰囲気です。
プールのある場所へも向かうと子供と親で泳いでリラックスしていました。
私も数メートルだけ泳いで肩の凝りをほぐします。
数メートルで端っこまで行けるような距離でしたので何回もそれを繰り返します。
あまり長く使っていてもしょうがないのでしばらく泳いで5分ぐらいで切り上げました。
しかしながら充分に肩の凝りが取れました。
サウナ(チムジルバン)にも入りました。韓国のチムジルバンはピザ焼きの竈みたいな形が特徴的です。
中は日本のサウナと大きくは変わらないです。
また哲学の湯みたいなのがあって哲学者のような小さな顔だけの銅像っぽいのがありました。
日本人の観光客が多いからかも知れませんがありとあらゆるところに日本語が書いてあります。
哲学の湯は割とぬるめです。
他にも二つ湯があって合計三つぐらい湯がありましたからいろいろ入ってみましたがそれぞれ、暖かさが違う感じがしました。
広い浴場は体感としてはだいたい43度ぐらいでした。
そういうのもほとんど日本と変わりません。
軍団長はすごく温泉が好きでいつまでも浸かっているので、早く戻らなくて大丈夫かなあとちょっと心配になりました。
温泉やサウナの中で非常に積もる話をしました。
ある程度温まったところで自分のホテルへ戻りましたが、帰りも湯冷めすることなく、非常に快適な温泉でした。
虚心庁(ホシムチョン)まとめ
いかがでしたか?
釜山の東莱(トンネ)温泉は非常に有名な温泉街です。
一度釜山に行かれた時には温泉に入って見られるといいかもしれませんね。
併設のホテルノンシムに宿泊すれば、すぐ隣なので便利です。
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