世界的に有名になった韓流映画の【愛の不時着】の「平壌ホテル」の舞台となったコモドホテルについて書きます。
平壌ホテルと言うホテルは知る限り北朝鮮にも無かった気がしますから、架空の北朝鮮ホテルですが、北朝鮮に滞在経験がある私から見ても、ある意味、北っぽいホテルです。
外から知られる情報と中身は違うこともありますから、実際に2024年のゴールデンウィークに3泊した私が余すこと無くご紹介しようと思います!!
コモドホテルに泊まろうか泊まるまいか、2023年3月の旅行時から決めかねてました。
理由としてはプールが土日しか使えないと言われていたからです。
しかしながら、北朝鮮マニアで愛の不時着ファンでもある私がコモドホテルに泊まらないのも、なんだかなーとモヤモヤした気持ちがありましたから、ソウルから新幹線のSRTで釜山に来た時まで宿を決めかねていた私が迷いながらもコモドホテルへ向かいました。
釜山「コモドホテル」基本情報
コモドホテル(コモドールホテル)は釜山の4つ星ホテル。立地は南浦(ナムポ)エリアなので、便利なエリアです。
1979年開業なので、築40年以上ということで、それなりの古さは感じますが、朝鮮時代の王宮を模した造りということで、品格があり落ち着いた雰囲気の内装です。
釜山駅から約900m
釜山駅からは約900mとナビで出ていました。
「遠いなぁ…不便だなぁ…」と思いながらも、バスで向かうことにしました。
バス停の辺りに着きましたが、どれに乗るかわかりませんから、通りすがりの韓国人の男性に英語で聞いてみました。
「え!?コモドホテル?!ちょっとネットで調べます。43番のバスに乗れば着きます。」
と言われました。
「温泉駅のホテルとどちらにするか決めかねていて…」
という雑談をしつつ、バスに乗る直前まで決めかねていましたが、わざわざ聞いて反対側に行くのも失礼な気がしましたから、43番のバスを待つことにしました。
ナビによれば4つ先の停留場のようです。
バスが来ましたから乗り込むとグーっと坂を登るようなバスでした。
「うわっ!大変なところに来たなぁ!」
と思いながらも香港映画風な坂に感動しました。
どこで降りるのか不安になりましたから、おばさんに聞いたら
「停留所について少し歩けばコモドホテルがある」と言われました。
コモドホテルは幽霊が出る?!
駅から坂を登ると暗くて幽霊が出てきそうな廃墟ぽい建物が見えました。
「コモドールホテル 幽霊」とネットで検索したら出てきますから「このことかー!」と思いました。
坂を50mくらい上がると、入り口が見えてきて、入り口から入ると中にはあの【愛の不時着】の感動のシーンが広がってました。
まだ、ギリギリまで宿泊することを迷っていましたが、フロントで「映画で使われましたよね。」と聞いたら「愛の不時着ですね。」と言われて、泊まることを決めました。
コモドホテルの部屋
部屋にさっそく向かいました。
私のリクエストとしては、低い階のエレベーターに近い部屋が良かったのですが、低い階は端の部屋しかないとのことでしたから、3階に取りました。
ゴルゴ13は最上階の一番奥に敵に攻めこまれないように予約を取るようですが、私は高所が嫌いですから、低い階のエレベーターから近くが好きなのです。
パスポート見せてくださいとチェックイン時に言われましたから、【愛の不時着】ネタで「北朝鮮のパスポートならあります。(笑)」とか言ったら、フロントが微笑してました。
この時はスタンダードダブルに宿泊しましたが、一人なら部屋は充分な広さで清潔でした。
内装はクラシックというか古風なスタイルと言えます。
隣の騒音が…
端の部屋なら隣の部屋の騒音がないから良いだろうと思っていたら、隣の子供二人くらいいる家族連れがやたらうるさかったですね。
あまりにうるさかったから、次の日に見に行くと家族は出た後で掃除のためにドアが空いてまして真の端の部屋は床敷きの部屋でした。
結論を申しますと、4つ星ホテルですが割りと隣の音は聞こえます。
【愛の不時着】みたいに盗聴器が仕掛けられてる設定ですが、半分ギャグで部屋をくまなく探してみたら、ドライヤーがわかりにくい棚のしたにあるくらいでした。
盗聴器があるどころか隣の話し声などは筒抜けです。(笑)
意味ねー。
ガチの北朝鮮のホテルは隣の音は全く聞こえませんでしたね。
ソウルの3つ星ホテルハビオパークは隣の音が聞こえませんから対照的です。
アメニティ
髪も身体も洗えるボディソープと髪のコンディショナーが、それぞれ竹の筒の形をした容器に入っていて、雰囲気を出してます。
レプリカとは言え竹筒が沢山あるのは見ていて爽快な感じでした。(笑)
バスローブやタオルはありますし、取り替えも直ぐにしてもらえます。
省エネなのか環境保護なのか、歯ブラシは備え付けてないので持参が必要です。
この点はホテルパークハビオに似てます。
朝になると掃除のおばさんが取り替えで竹筒を籠に沢山入れていました。
トイレ
部屋のトイレはウォッシュレットではないです。
コモドホテルの設備
プールは月曜日火曜日が休み!?
しばし迷ってブッキングドットコムで予約した後に「ジムはやってるんですよね。でも、土日しかプールが使えないのが残念ですよね。」
とフロントに言いましたら
「え!?プールは月曜日、火曜日だけ休みですよ?」
と衝撃の事実を伝えられました。
「え!?プールは空いてないと2023年には言われましたよ?じゃあ、今日、時間がまだ7時ですから泳げるんですね!?」
と聞きましたら
「ええ、それが変わったんですよ(苦笑)。月曜、火曜だけが休みで朝10時から夜8時まで空いてます。」
と言われました。
部屋の値段が土日にかけては倍以上になりますから、躊躇していたのでプールが平日も利用可能になったのは思わぬラッキーでした。
プールも綺麗です。
初日には、おばさんがひとりで泳いでました。
子供を撮影している子供連れとかが1組や多くて2組くらいでした。
ジム
ジムにいたのはボディービルダーのような身体をした白人男性でした。
1部屋でダンベルやランニングマシンが数台あるような感じでしたね。
シャワー室のボディーソープが漢方薬の匂いで心地よかったです。
レストラン
モーニングが33,000ウォンです。
前日申し込みなら、31,000ウォンですが結構な出費です。
朝になると、モーニングを食べましたが、ビュッフェ形式で割りと他のホテルとは変わらないです。
韓国料理と西洋料理が食べられます。
カップ麺がありまして、3000円以上も出して子供たちがカップ麺を食べているのは、どういう神経か疑いましたけど、まあ、親が出すのだから関係ない気分でしょうね。
3,300円も出してカップ麺なら割りに合いませんけど、服装や見た目から超富裕層とかじゃなく中流家庭くらいかと思いますから、普段からカップ麺に慣れてるのかも知れませんね。
レストランがあるからか高級ホテルだからか部屋に香辛料など前の客が食べたような臭いなどはしません。
ソウルのザ・リバーサイドホテルではコロナ時に部屋食を推奨してましたから、臭いがわずか残ってましたね。
コモドホテルの周辺環境
コンビニ
コンビニはホテルの周りには、向かいにe-mart24がありました。セブンイレブンも近くにあります。
坂を下るとコインランドリー
コインランドリーなどは坂を下ると数百mのところに2軒向かい合ってあります。
ちょうど、釜山駅とコモドホテルの中間距離くらいにあります。
片方のコインランドリーには漫画もありますから、韓国語が読めるならトライしてみたら良いでしょうね!
飲食店
近くに河豚料理の店がありましたから、毎日食べましたけど、後から知りましたが、韓国は河豚の調理免許などは無いようですから、自己責任になります…
コモドホテル総評
【愛の不時着】ファンなら絶対にオススメします。
平壌ホテルもといコモドホテルに泊まらずに語るなレベルです。
フロントスタッフによっては愛の不時着ネタを知っていて話が弾みますが、チェックアウト時に話した女性フロントはあまり関心がないようでしたね。
愛の不時着の撮影時にはホテルをクローズして撮影したとチェックイン時のフロントがチェックアウトの前日に言ってましたね。
もっと長く話せば良かったですけど、他のお客さんが来たから、私から話を切り上げました。
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